テーマ《SDGs》

伝トーク!!番組

有田ケーブル・ネットワークの協力で番組を制作。
有田町内で放映するほか、YouTubeでどなたでもご覧いただけます。

「伝トーク!! 令和三年有田場所」
テーマ“SDGs”

「伝トーク!! 令和三年有田場所」のトークテーマは、
いま世界中で、企業や生活者に最も求められる価値であり、達成目標となっている『SDGs』。
4名の有田の若き作り手・売り手の方々を‘力士’ならぬ‘話士(はなし)’とし、
SDGsについてどう向き合い取り組んでいるのかをプレゼンテーションし、
それに対して、意見を交わしました。

伝トーク!!とは

日本磁器発祥の地・有田。
約400年の間、日本のみならず世界の陶磁器産業に影響を与え続け、
今日までその技術や伝統が引き継がれてきました。
しかし現在、IoTの普及、後継者不足、流通の進化など、
産地を取り巻く状況は大きく変わろうとしており、
さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が産地に大きな影響を与えています。
そんな中、「有田という場所でものづくりを続ける意義」が問われています。
産地の未来をどう描いて、次世代に引き継ぐのか・・・。

『伝トーク!!~令和三年有田場所~』では、
有田焼に携わる若者を‘力士’ならぬ‘話士(はなし)’とし、
《SDGs》をテーマに思いをぶつけ合うトークバトルを繰り広げます。
《SDGs》・・・今、世界中で、企業や生活者に最も求められる価値で、達成目標となっています。
有田の若き経営者や作り手・売り手はどう考えているのか、またはどう取り組んでいるのか、
さらに、有田の窯業界を巻き込んだうねりを作ることができるのかなど、
率直な意見をぶつけ合い議論します。

ミニ情報 有田×相撲

現在、毎年11月に「石場相撲」という町内の地区対抗相撲大会が開催されています。
この相撲の歴史は古く、少なくとも明治時代の終わりには、
磁器の原料である陶石の採掘の安全や有田焼の隆盛を願って行われていました。
毎年11月15日・16日の2日間に渡って行われた「石場相撲」の成績を以って、
近在のアマチュア相撲の番付が決まるなど、格式のある相撲大会でした。
町内だけでなく、近郷の村や佐世保の海兵団からも数多く参加者が集まっていたのは、
トロ箱一杯の有田焼が賞品というその豪華さも理由の一つだったとか。
当日は窯元や商家で働く人も休日となり、
提げ重にご馳走を詰めて、総出で相撲見物に出かけていました。
雪がチラつく季節なので、燗付けした酒を飲みながら、勝敗を巡って喧嘩も絶えなかったようで、
また、その喧嘩も石場相撲の楽しみでした。
娯楽の少ない時代であったとはいえ、有田を代表する年中行事の一つであったといえるでしょう。

  • 昭和31年11月28日
    石場相撲場での東京大相撲

    (有田町歴史民俗資料館提供<岩崎家蔵>)
    時津風一行156人による大相撲に、相撲場開設以来の大観衆。入場観衆は2万人を超えた。

  • 昭和31年11月28日
    東京大相撲での横綱鏡里関の土俵入り

    (有田町歴史民俗資料館提供<岩崎家蔵>)

  • 昭和30年~40年頃
    石場相撲

    (有田町歴史民俗資料館提供<田中家蔵>)

  • 令和元年11月16日
    石場相撲

    (有田町役場提供)

話士

‘力士’ならぬ‘話士(はなし)’とは、
この番組でトークバトルを繰り広げる、有田焼の製造・販売に携わる4人の若者。
産地を巻き込んだ《SDGs》について、
果たしてどんなトークが飛び出すのか。

篠原将太〈まるぶん〉
篠原将太 〈まるぶん〉

佐賀県有田町出身。都内の大学卒業後、ブライダル業界に3年間勤務し、その後、卸商社「まるぶん」に入社。現在は、有田焼卸団地協同組合青年部の会長も務める。特技は、食べること・寝ること・遊ぶこと。趣味は、音楽鑑賞・読書・カメラ。

原田吉泰〈吉右ェ門製陶所〉
原田吉泰 〈吉右ヱ門製陶所〉

佐賀県有田町出身。大学卒業後、実家の窯元に入社。主に業務用食器の製造している。特技は日曜大工的なこと。時間があれば薪割りをしたい。

西山直樹〈匠〉
西山直樹 〈匠〉

長崎県佐世保市出身。高校卒業後、佐世保市の老人ホームにて勤務、結婚を機に有田へ。有田焼の販売会社「匠」に入社し、営業、企画、生産・品質・納期管理、CAD設計を担当している。特技は釣り、球技、ものづくり。趣味は釣り、ゴルフ。

藤本浩輔〈藤巻製陶〉
藤本浩輔 〈藤巻製陶〉

佐賀県有田町出身。大学卒業後、京都の窯元、有田の作家の元で修行し、実家の窯元に入社。2015年に父・覺司氏からバトンを受け、250年近い歴史を持つ同窯の十代目当主となる。海外デザイナーとの共同制作するプロジェクトに参加したり、海外の展示会に出品するなど、新しいことに積極的に取り組んでいる。また、小城高校のキャリア講演会の講師も務める。

行司

浜野貴晴〈promoduction / 佐賀県窯業技術センター外部アドバイザー / 佐賀大学客員研究員〉
浜野貴晴 〈promoduction / 佐賀県窯業技術センター外部アドバイザー / 佐賀大学客員研究員〉

デザイン・ディレクター。大学院修了後GK設計にて、都市・環境デザインを担当。エレファントデザインの商品開発コミュニティサイト「空想生活」事業部長を経て、2006年プロモダクション設立。2014年、有田焼創業400年事業の一環で、佐賀県窯業技術センターの任期付特別研究員に就任。2017年東京にて事務所を再開するが、佐賀県等からの依頼に基づき、毎月有田に通い産地支援を継続。地域ブランディングや企業の商品開発を手がけ、グッドデザイン賞等受賞歴多数。

[主催]
伝トーク!!実行委員会
事務局 有田商工会議所

[後援]
有田町 / 有田町教育委員会 / 佐賀大学肥前セラミック研究センター
佐賀県窯業技術センター / 佐賀銀行 / 伊万里信用金庫 / 肥前陶磁器商工協同組合
佐賀県陶磁器工業協同組合 / 有田焼卸団地協同組合 / 佐賀県陶磁器商業協同組合

[協力団体]
有田ケーブル・ネットワーク(株) / (一社)有田観光協会


令和二年有田場所

令和四年有田場所

令和五年有田場所

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